CRUSHTURNAL

型番 CRUSHTURNAL
販売価格 62,000円(税込68,200円)
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Collision Devices "CRUSHTURNAL"
DIGITAL DELAY - REVERB - SAMPLE REDUCER - CLOCK SEQUENCER


クロックとは、デジタルエフェクトにおけるプロセッサの「基準」を作るパラメーター。通常は動かすことを想定していないコレを、可変させるとどうなるか。音質、ピッチ、雰囲気全てに影響を与える、「パルプンテ」な効果となります。

CRUSHTURNALではこのアイディアからインスピレーションを受けた、儚くも幻想的な空間系エフェクトを生む、意欲的なデバイス。シマーリバーブのAMBIENCE、サンプリング劣化を備えたデジタルディレイのDIGITAL REPEATER、そしてクロックへステップ状のムーブメントを与えるSEQUENCERの3セクションを搭載しています。





AMBIENCEは同社のNOCTURNALに搭載され高い評価を得たシマーリバーブの響きからインスパイア。ピッチシフトを伴う聖堂のような残響が、ドラマチックな煌めきを創出します。スイッチ長押しでフルウェットへ移行でき、よりアンビエントに攻めたいシチュエーションにも対応。

DIGITAL REPEATERは各リピートを無限にサンプリング、または望み通りに減少もOK。フィードバックを繰り返しても劣化しないリピーター的な質感を逆手に取り、マイクロループの構築にもバッチリです。こちらもスイッチ長押しでフルウェットへ移行可能。

CLOCKノブは、AMBIENCEやREPERTERを司るパラメーター。デバイス全体の処理速度を可変するような感覚で、タイム、ディケイ、ピッチ、キャラクターが縦横無尽に変化します。ノブをひねるだけで、まるで異なるペダルへ変化したような印象的な軌跡が生まれます。8kHz以下ではクロック由来のノイズが混ざりますが、それすらもCRUSHTURNALの音世界を構成する要素の1つ。

クロックの制御を理解したら、SEQUENCERでクロックにステップ上の動きを加えてみよう。STEP SIZEで設定するステップ間のインターバルは、常に音楽的な響きのピッチシフトになるよう正確に分割されています。多様な波形オプションで、次々に風景が移り変わっていくような映画的表現を楽しもう。タップテンポも可能、加速させればリングモジュレーションの領域にも到達できます。夢見心地な雰囲気だけでなく、デジタルの海にダイブするようなアブストラクトな側面魅力です。

リバーブとリピーターは個別にオンオフでき、さらに望むタイミングでシーケンスも加えることが出来ます。シーンの切り替わりやバイブスの高鳴りに合わせて段階的にオンにしていくと、まるで1台のデバイスだとは思えない複合的で奥行きのある空間表現に。COLLISION DEVICESを体現する物語性の真髄を体験できる、唯一無二のデバイスです。

・9Vセンターマイナス、500mA
・モノラルイン、モノラルアウト













Backstory


5年前、Joelが宇宙に打ち上げられてブラックホールに到達したときのことを覚えてる?
彼の最後のメッセージは、Black Hole Summetryを作るための手がかりになった。
その日から、彼から声は途絶えた。
娘のJuneは異なった。
地球に残った彼女は、ここで生き抜く術を見つけた。
Joelのために空を探し続ける日々、またはアンビエントを聴きながら森を歩くこと、それがNocturnalの原型となった。

1年後の2023年、私たちはTARSを見つけた。
Joelの宇宙船からのロボットであり、ブラックホールが影響した船内のサウンドを研究するもの。
ブラックホールに達する前に彼はカプセルで宇宙に放たれ、歪んだやかましいなサウンドを作るようになっていた。

2024年の初め、JuneはJoelのコンピュータで彼の置き土産を探していた。
彼女はダークウェブからあるプログラムをダウンロードした。
人間の意識をデジタル動画としてダウンロードし、その動画の中で体験した瞬間を忠実に再現できると謳うもの。
操作は簡単。
自分の意識をダウンロードし、記憶の中と動画の中に同時に存在する一定数の手がかりを確認するだけ。
自分の意識がデジタル上でその動画を体験している間、身体は無の状態に留まる。

そのプログラムは、リスクがまったくないわけではないと述べていた。
ある瞬間を二度生きることには、非常に危険が伴う可能性がある。
特にその瞬間が、私たちが思っていたようなものではなかったなら。
記憶は現実とは異なる。
「良好な条件」下で行われない場合は、精神疾患を引き起こす恐れがある。
彼らはその条件を具体的に記載し忘れたし、このプログラムを開発した会社はすでに存在していない。
Juneはそんなこと全く気にも留めなかった。
もう一度だけ、Joelと再びその瞬間を過ごしたかった。

6年前に撮影された、彼女の叔母によるビデオがあった。
その頃、Joelは小さなボートの修理を終え、Juneは塗装をしていた。
彼女はJoelがもうすぐ旅立つことを知っていたため、ボートの至る所に小さなロケットを描いていた。
いつかそのロケットが彼を連れ戻してくれると信じて。
この動画は、Juneにとって完璧なように思えた。
彼女がひどく孤独を感じ始めてから数ヶ月が経ち、この記憶が彼女を悩ませ始めていた。
どうしてもJoelが自分のそばにいるのを感じたかった。

だからこそ、5月の夜、午後8時頃、Juneはコンピュータの前へ腰を下ろした。
木造の小屋でのこの静かな夜、聞こえてくる音は古びたハードディスクとその読み取りヘッドの音だけ。
風もなく、雨も降っていなかった。
彼女はプログラムを起動し、動画を選んでダウンロードを開始した。
彼女の目は大きく見開かれたままだった。
両手はマウスとキーボードに固定されていた。
彼女はもはやここにはいなかった。
ただ肉体だけで、彼女は何も感じていないようだった。
彼女の意識は瞬く間に動画の世界へと投げ込まれた。
問題は、Joelのコンピューターが古いOSで動いていたこと。
プログラムは正しく実行されなかった。
動画は止まることなく、何度も何度も再生され続けた。
彼女は自分の記憶の中ですらなく、プログラムの中に閉じ込められてしまった。
もはや制御できない古い現実に囚われ、その現実は崩壊し始めた。
音が変わっていった。
時にはランダムにピッチがずれたり、時にはランダムに歪んだり。
彼女の意識は座礁し、タイムループから抜け出せなくなってしまった。

これこそが、『Crushturnal』の始まり。

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