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Devi Ever "AENIMA"

ネガティヴな攻撃性とヘヴィネスを備えるロックバンド、TOOLの2ndアルバムと同じ名前を冠するAENIMAはDevi Everの隠れた傑作ファズ。そのサウンドは貴方の「ハイゲイン」という言葉の定義をひっくり返してしまうほど、超超超ハイゲインでノイズでヘヴィグラインド。限界まで飽和した歪みのパーティクルがゲリラ豪雨のように四方八方から打ち付けられ、ハイウェイを全開でぶっ飛ばしながら更にナイトラス・オキサイドをぶっ放して視界にモーションブラーがかかるような陶酔感も感じられる。

Soda MeiserやHyperionのトーンが優しく感じられてしまうほど、AENIMAのサウンドは一切の容赦がなく、魂を燃やし尽ように強烈です。眠れなくなるほど、脳内に残響と残り香を焼け付ける。そのキャラクターはかろうじてマフ系に分類されるだろうが、ノイズもシグナルも全て巻き込み、なぎ倒しながら野蛮に加速していく様子には爽快感すら覚えます。

全くスタンダードでなく、安全でなく、手に負えない。でもギリギリで破綻せず、ギリギリでコントローラブルに収まるトーンメイク。
“これが俺の生きる理由なんだ。 THIS IS WHY I AM ALIVE！ とにかく叫ぼう！”

Devi Ever (2022)について

Devi Everブランドには製作時期によって多くの製品バリエーションが存在します。またフランチャイズ契約を行っていた時期もあり、別のペダルカンパニーやビルダーによって製造が行われた個体も存在します。Gizmo-Maniacsで販売しているDevi Ever製品は、全てDevi Ever本人により製造とテストが行われたものです。